東京支部 平成25年度第二回研修会(通算5回目)

東京支部 平成25年度第二回研修会(通算5回目)

2017.06.19 更新

日時:平成25年9月7日 土曜日 午後6時より
場所:千代田区内幸町 飯野ビル・イイノホール&カンファレンスセンター
協賛:田辺三菱製薬株式会社
参加者:22名
概要:昨年度の研修会は全て金曜日の夕方に実施したが、参加機会を考慮して今回は土曜日に実施した。若干参加者が少なかったが、いつものように山元薬学部長が参加されたこと、44、45回生の若年層の参加があったことが特記事項である。

講演:① DPP-4阻害薬の効果的な使用法 昭和大学医学部内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌内科部門 長村 杏奈 先生
2型糖尿病とその治療薬、各治療薬の臨床的な位置づけ、特にDPP-4阻害薬の薬効メカニズムを総論的に解説、続いて東大医・門脇教授提唱の薬物治療指針を例に、その治療における留意されるべきポイント(心血管イベントリスクなど)を説明された。以上を踏まえて、DPP-4阻害薬の特徴として、1日1回投与、体重増加を誘導しない(肥満型に適応する)、グルカゴン分泌抑制とインスリン抵抗性の改善効果等を挙げた。DPP-4阻害薬が、日本人の糖尿病患者において第一選択薬と位置付けられるにふさわしい臨床評価があることを説明された。

② 糖尿病を併発した透析患者におけるDPP-4阻害薬の効果  昭和大学富士吉田教育部化学 教授 稲垣 昌博 先生
2型糖尿病治療の薬物治療においてしばしば問題となる低血糖について、DPP-4阻害薬ではそのリスクが少ないことの理論的背景を説明。引き続き、先生が永く関与してきた腎透析患者の治療において特に留意されなければならない事項(腎機能、低ヘモグロビン、併用薬)、2型糖尿病を併発した腎透析患者の場合の糖尿病治療とDPP-4阻害薬の位置づけ、それを踏まえて上市されているDPP-4阻害薬の特徴を概説された。さらに、最近検討した炎症パラメーターを使ったDPP-4阻害薬の臨床評価結果を示された。

次回開催:同会場にて、平成25年12月6日 金曜日午後6時半頃より開催の予定。プログラムは昭和大学薬学部と同窓会東京支部の交流機会としての特別企画、忘年会も開催する予定です。

 
長村先生(左)と稲垣先生